解体工事の前の事前調査や作業とは?
2024.04.28
工事部の保坂です。
DAISHUは新築地に建てられている既存建物の解体工事を行なうことがあります。
解体工事の前に事前調査や事前作業をするのですが、今回はその内容についてご説明します。
<事前調査>
1. 建物設備等のライフライン状態として電気、水、下水道、ガス、電話、インターネットが解約されていて、かつ引き込まれている状態か?
2. 工事地周辺の環境。 道路幅員、交通状況、通勤・通学路か、隣地との空き、病院・学校・店舗・その他搬出入への配慮、川・崖・山があるか等。
3. 既存建物に石綿(アスベスト)含有建築資材が使用されているか。※物件によってはPCB(ポリ塩化ビフェニル)使用製品の有無。
<事前作業>
1. 各ライフラインの解約確認や手続き、及び切り離し手配。
2. 工事地周辺の環境に合わせた仮設設備計画、作業時間、搬出入経路や工事仕様の検討。
3. 石綿含有やPCB使用製品の有無については専門業者へ調査依頼を行い、検体を採取して分析調査。
4. 解体工事に伴う官公庁等への各申請、書類の提出、建設廃棄物処理委託契約(マニフェスト)、工程表、各施工図の作成等。
5. 周辺環境によっては近隣家屋調査。
解体工事における事前調査と事前作業としては、おおまかにこのような内容となります。
次回は各ライフラインや石綿含有建築資材等について、もう少し詳しくお話しさせていただく予定です!
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