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大型門扉の門柱交換と打ち放しコンクリート補修工事
リフォームブログ

2024.02.26

工事部の保坂です。

今回は既に設置済みで使用されているアルミ製大型門扉の門柱交換と打ち放しコンクリート補修工事について、お話しさせていただきたいと思います。

下記写真のように引戸式門扉の戸先(引戸の先端部)が当てられる門柱と、その脇にあるコンクリート壁に車両が接触してしまい、門柱が破損しコンクリートは欠けてしまったという事で復旧対応を行うことになりました。

まずは破損してしまった門柱を柱脚部の基礎から撤去します。

同じ商品を製作メーカーに探してもらい交換工事に至りますが、10年以上前の商品にもかかわらず、同じ商品が現行品として入手できたので助かりました。

納品された門柱の柱脚を既存と同じように基礎コンクリートへ入れ込んで固定します。

門柱が設置されたので戸先にある鎌錠で施錠ができるかをチェックするのですが、既存門扉自体に取り付けられていた戸当り材(引戸自体を所定の位置で止める為の部材)が経年使用で曲がってしまっており、戸先が門柱まで届かず施錠ができません。

そこで門扉の製作メーカーに何か良い提案が欲しいと依頼してみたのですが、門扉を丸ごと交換するという回答でしたので、独自案で対応する事にしました。

門扉の状況としてはあと20mm程先まで走らせたいだけなので、写真①の既存戸当りと同質同形状ですが、サイズを20mm程大きくした写真②の部材を特注で製作して設置、施錠ができるように工夫してみました。
写真①-1

写真①-2

写真②-1

写真②-2

そして最後の作業として欠けてしまったコンクリートの補修になります。

こちらのコンクリート壁面は打ち放しコンクリート仕上げでしたので、欠けてしまった部分の左官補修を施した後に、打ち放しコンクリート補修専門業者さんを依頼して、以前と変わらぬ見栄えになるまで手を入れてもらい完成しました。

Before

After

打ち放しコンクリート補修は、類似した工法で各塗装メーカーでも出回っておりますが、専門職人さんと経験があるという程度の職人さんとでは、出来上がり具合が全く違います。

「補修をしたものの、違和感があったり、周囲と色合いが違って見える。」ような状態になってしまうと、補修範囲をどんどん拡大していかなければ調整できなくなってしまいますので、私は必ず専門業者さんと状況や現況写真を見て、事前相談を行ってから実施するよう進めております。

同じようなご相談がございましたら、ぜひDAISHUにご連絡を下さい!

※打ち放しコンクリート仕上げ以外の木材、石、タイル、金属パネル等もご相談承っております。

この記事を書いた人

保坂雅憲

現場監督