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解体工事③ 躯体解体
工事ブログ

2024.07.23

工事部の保坂です。

前回に続きまして、今日は解体工事の躯体解体についてお話しします。

石綿含有建築資材の除去作業を済ませた後、建物自体の解体工事に着手します。

 

<作業の進め方>

当物件は鉄骨造3階建ての建物です。3階から始め、下階へ向けて建物を壊しながら下がっていく要領で進めます。

小型重機(バックホウ)を3階床に降ろす※ため、屋上の床スラブを事前に壊して開口(下の写真の赤枠内)を設けておき、その床スラブ開口より徐々に開口を広げていく要領で3階の壁、柱へと向けて壊していきます。

※小型重機(バックホウ)はラフターにて屋上まで吊り上げて揚重いたします。

床スラブを壊すと共に梁が関与してくるので、コンクリートの床は噛み砕き、鉄骨の梁は切断しながら壊していきます。

3階で壊したコンクリートや柱・梁の鉄骨部材は、解体作業が進むにつれて3階部に溜まってくるので、作業性を良くする為に写真にあるような床開口を設けて解体された建材を2階へ降ろし、移動しながら進められていきます。

3階の床より上部の躯体解体が完了後、小型重機(バックホウ)はラフターにて地上へ吊り降ろし、大型重機(バックホウ)と入替えて地上より重機のアームを伸縮させて1~2階の躯体を壊していきます。

地上も解体された建材が溜まってきますので適時、各建材毎に分別して搬出しながら作業を進めていきます。

躯体解体作業はこのように行われます。

地上階の躯体解体が完全に完了すると、基礎躯体解体へと進んでいきます。

次回は解体の本工事「基礎躯体解体」について、お話しさせて頂きます。

この記事を書いた人

保坂雅憲

現場監督