現場DX推進①
工事部の保坂です。
今回は現場DXを実施する為の工事中現場に設置する確認・管理用カメラについて、ご紹介させていただきます。
もともとは防犯・監視といった名目で有ったカメラを、確認や管理も兼ねて設置してみました。率直に言って、便利で役に立ちます。
工事現場では机上で綿密に計画して実施したとはいえ、天候、各職種の作業員による施工(物づくり)や工事周辺の環境、時には工事関係者以外の方等が関与してきますので、何もかも予定どおりには進んでいってはくれません。
例えば、搬出入の際のトラックの停車位置(ご近隣にお住まいの方や通行者・車両などにご迷惑をかけないよう)など、いままでは図面を見ながら電話・メール等で指示を出して実施に至っておりますが、現実は思い違いや少々の配置違いがあって不備を感じた事が有ります。このような際に的確な説明をする事ができて目で確認できます。
現地の作業員さんから電話やアプリ等で連絡を受け、確認や指示を求められるのですが全体像を見て判断したいような事であったり、意思疎通が難しい事もあるのでそのような時にも役立ちます。
又、強風、台風、大雨、雪等による被害や不備が生じていないか?と私共が気になる情報が得られます。悪天候の時などは工事現場の近辺に夜、夜中も関係なく車で待機して張り付き監視をしたものですが、体は一つしかなく複数の現場確認には限界がありました。
確認・管理用カメラを設置する事で全てを目視できるわけではありませんが、予めの想定位置の範囲が確認できるので効果は大きいですし、現場監督達で共有して見られるので何かの対応時に代役や協力し合う事が可能です。
これからも工夫を加えて、より良い建築工事を行っていこうと考えております。