風水間取り ~キッチン ・ ダイニング編~
昔から家を建てるとき、大工の棟梁はできるだけ「鬼門」にトイレなどの水回りや、玄関を避けて建てました。
鬼門とは、北東の方位のことです。
冬は北から風が吹くので、火の粉が飛んで危険。
昔は住宅の気密性が低かったので、浴室がすぐ冷えます。
さらに、北東は日当たりが不十分なので、いつもじめじめして不衛生になり家屋も湿気で傷むというわけです。
しかし現代、狭い敷地など、どうしても間取りは限定されます。
鬼門を気にしていたら、家を建てられなくなるのが今の住宅事情です。
家の間取りは、道路や隣家との位置関係、家族構成などのさまざまな要素を考えるべきもので、風水だけで決めるものではありません。
食事をしたり、会話をしたりと、家族の『和』を図るキッチン・ダイニングは「家族のエネルギー」を生み出す大事な場所です。
食欲がわき、食事が楽しく、「会話がはずむ」ことが大切で、楽しく食事をする場所です。
まず、キッチンは明るく「風通しをよくする」ことが大切。
キッチンは火を扱うため、体感的に「暑く感じる場所」となりやすいものです。しかし、リビングなどと異なり、冷暖房の設備を置くご家庭は少ないもの。冬場などは冷えにも注意すべき場所です。
西日が当たる場所は夏は食欲を減退させるので、注意が必要です。家相的に台所は「鬼門」になりやすい場所です。
「火」、「水」は私たちの生活に欠かせませんが、風水では火(熱)と水(冷)は、反するもののため、どちらも存在しているキッチンは要注意といえます。
・空気の流れを良くする。空気をよどませない
・天井は明るく、床は落ち着いた色。
・暖色系やナチュラルな感じの木質系◎
・料理をする人の健康に影響を及ぼすので台所はできるだけ暖かくする。
・冬でも床暖房などで足元を暖かくする。