電磁波対策について Vol.4
2016.03.18
ごく少数の方から『電磁波君』の愛称をいただいております、住宅アドバイザーの山田です。
電磁波測定士として、電磁波についてお話いたします。
前回は、電気の副産物が電磁波で、住宅の壁から電磁波が測定できるのは、電気の使用量が50年で9倍に増え、屋内配線の長さが25年で7倍の1,000mにもなったから。という話をしました。
因みに屋内配線の束はこんな感じで、壁の中にあります。
【屋内配線の束】
では、この電磁波をどのように対策すればよいのか!という話をいたします。
もっとも簡単な電磁波対策は、対象物から離れることです。
例えば、テレビは通常数メートル離れて見るものですし、電子レンジや冷蔵庫も常に近くにいるわけではありません。ですから、パソコンなど一部を除くほとんどの家電製品にはこの対策が有効です。
逆に言うと日常的にこういった家電製品からの電磁波の影響は少ないと言えるでしょう。
ところが、家はどうでしょうか。家の壁や床は、つねに体の一部が接しています。そこから距離をとることは不可能です。
次回は他の対策方法をお伝えします。
また、合わせて『WHOの電磁波に対するデータが見たい』という質問が寄せられましたので、こちらも回答をご用意いたします。