既存住宅現況検査技術者講習(ホームインスペクション)
2014.03.04
こんにちは、設計の加藤です。
既存住宅現況検査技術者講習に行ってきました。
この講習は、中古住宅を売買する際に、インスペクション(第3者的立場)として
建物検査を行うスキルを身つける講習で、国土交通省のガイドラインに準拠した講習です。
現在、中古住宅を売買する際に、物件の状態を把握できるインスペクションサービス
へのニーズが高まっています。
国土交通省は、消費者のみならず関係事業者も含め、インスペクションに対する共通認識を
形成し、かつ、インスペクション業務の適正化を誘導することを目的としてガイドラインを策定しました。
国土交通省のガイドラインに準拠した講習を受けることで、検査の実施に不可欠な検査方法や、
サービス提供時の留意事項、関係法令に関する知識等を幅広く身に付けることができると
いう事で、関係事業者を対象に全国で講習会が開催されています。
検査は建物の外部、内部を対称に、目視等を中心とした非破壊検査を中心に行い、
一次インスペクションと定義されています。
又、耐震診断等の詳細なインスペクションを二次インスペクション、断熱改修等の性能向上
インスペクションを三次インスペクションと考えられています。
既存ストックの有効活用には政府が力をいれており、法整備も進んでいくと思われます。
これから中古住宅を購入する方、購入してリフォームを検討している方は、
一次から三次インスペクションを上手に利用していただく事をおすすめします。