含水率
2013.03.01
こんにちは。設計の加藤です。
薪ストーブで使っている薪の含水率を測定してみました。
含水率とは物質に含まれる水分の割合を示したもので、
含水率の高い薪は燃えにくく、煙も多く出るので使わないようにしています。
薪の含水率は諸説ありますが20%以下が良いと言われています。
測定した薪は10%を表示しています。
割った後に2年間屋外と屋内で自然乾燥させているので、
かなり乾燥しているようです。
では、住宅で使われている構造材の含水率はどのくらいなのでしょうか?
材木は、含水率が30%以下になると大きく性質が変化します。
乾燥収縮が起こり、強度が上がります。この境を繊維飽和点と呼びます。
繊維飽和点を超えて更に乾燥が進むと、
最終的に含水率が安定して調湿機能を発揮します。
この状態を平衡含水率と呼び、
日本では屋外で15%、屋内で10%前後と言われています。
構造材の含水率は、このような乾燥や強度の木材の
特性から、15%~20%程度となっています。
構造材も薪も乾燥が大事ですね!