オリ・パラ!
(左端が平田さんです。)
先日、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会推進室長・内閣官房参与の平田竹男
さんにお会いして話を聞いてきました。
まずは、オリンピック・パラリンピック東京大会推進室を略して通称「オリ・パラ室」と言うそう
です。
平田さんは、経済産業省をへて早稲田大学の大学院スポーツ科学研究科トップ・スポーツ・
・ビジネス・コースの教授に成られた方です。
オリ・パラ招致から学内で学生が元気で笑顔に成ったと言っていました。
今まではこの時期になると学生が就職活動のために日本経済新聞を読み始めるのだが暗い
ニュースばかりが載っていて将来を考えると「ウツ」に成っていた。
しかし今年は違う!笑顔で7年先の未来を語るようになったそうです。
「7年先までに結婚して子供を作って一緒にオリンピック・パラリンピックを見に行きたい。」
若者の元気と希望、素晴らしいことですね!
先生の生徒に皆さんご存知の「佐藤真海」さんがいたそうです。
ある時、真海さんがスポーツの大学院に入りたいと言ってきたそうです。
理由を聞くと私は大学のチアリーダーをしていてある日、突然、足が痛くなって病院行くと
骨肉腫の診断を受けて4日後に足を切断しました。
10ヵ月後に復学したが精神的にとても落ち込んでどうしようもなかった。
そこで足を見せるのが恥ずかしかったが小学校から好きだった水泳を義足をはずしてやっ
て見たらとても気持ちが良かった。
それから毎日水泳に打ち込みました。
その後、陸上競技にも出会いパラリンピックを目指し自分は救われた。
スポーツを通して生きがいを得る素晴らしさを全世界に伝えたい。
と言ったそうです。
大学院に入る前から課題を持って世界中のパラリンピックの選手を取材して先生にレポー
トを送ってきていたそうです。
日本のパラリンピックは観客がまばらだが海外ではオリンピックと同じように大勢の観客が
居る、日本の企業も協賛してビジネスに生かしている。
日本の環境とまったく違うので驚いたと言う内容でした。
日本では、まだ身障者のスポーツをビジネス・に活用する事に対する偏見があるようです。
平田さんが「東京オリ・パラでは日本人の心のバリアフリーを目指したい」と言っていたのが
大変、印象に残りました。
東京オリ・パラまでには街中で健常者も身障者もお互い恥ずかしがらずに普通に助けあっ
て生きている光景が広がりパラリンピックの競技場に満杯の人が溢れている事を願うばかり
です。