ちばぎん経済視察ミッション
先日、毎年恒例の「ちばぎん経済視察ミッション」へ頭取をはじめ16名のメンバーと行ってまいりま
した。昔から「百聞は一見に如かず」と言いますが現地へ行って生の声を聞き自分の目で見ると
新聞やテレビで見ているのとは違うものです。
今年は、北イタリア(コモ・ジェノバ・ラッパロ)、モナコ、南フランス(ニース・エクサプロバンス・アビ
ニヨン)を回りパリ経由で帰国しました。
一言で言うとヨーロッパ経済は大分平静を取り戻して来たようです。しかし日本と同じように高齢者
問題・国家として借金体質が将来に向けての大きな問題のようです。日本のような少子化の問題は
移民が比較的多産のため無いようです。しかし移民を多く受け入れたと言う事で人種間の問題(
文化・経済の違い)が問題視されていいます。
現在の日本に対する評価をアメリカ・イギリス経由で合流した頭取と現地の野村證券の駐在員に
聞いたところいよいよ日本も政府が本気で動き出したと言う事で大変高い評価と期待をしているよう
です。
プロバンスの古い町並み
話は変わりますが現在フランスにプロバンス地方というのは無いようです。何回かの戦争を繰り返し
プロバンスと呼ばれた地域が大きくなったり小さくなったりしたようですが現在は最も栄えたエクサプ
ロバンスと言う町が地名として残っているだけだと言う事です。当社でも住宅でプロバンス風という
デザインを作りますが特に定義は無いようです。昔の住宅は石・砂利・石灰で作っていたようですが
現在はコンクリートと外壁は当社でも使用しているスタッコフレック等が使用されているようです。
プロバンスの新しい町並み
当社では湿度が高い日本仕様にアレンジして木造の呼吸する高断熱の素材と外壁材を組み合わ
せてハイブリッド化しています。
『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
イタリアで考えさせられたのは国を挙げて観光資源を守っていると言う事です。
建物の増改築は厳しく基準が定まっており快適性より観光資源として景観を守っていこうと言う価値
観の違いです。古い町は新しい建物が出来ないので住宅価格が落ちないようです。ですからイタ
リアでは不動産投資が安心して出来ると言う事です。キリストの最後の晩餐の絵がある教会の周り
のマンションは80平米位で1億以上との事です。正直言ってこんな田舎で?と思いました。