「太陽の恵み」(社長コラム転載)
お客様向けニュースレターに掲載済み「社長コラム」を加筆、再編集して転載しております。
「太陽の恵み」(2014年7月号)
今月より石井会長に代わり、コラムの執筆をすることになりました。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
第1回目のテーマは「太陽の恵み」です。
過去より建築の世界で、太陽光及びその熱を適切に制御することは極めて重要なテーマでした。
改めて言うのもなんですが、我々が地球上に存在しているのは太陽のおかげです。人類のみならず多くの生物は、その恵み無しには生存ができません。
太陽は、つねに、宇宙空間に、ばく大な量のエネルギーを放っています。地球に届くのは、その22億分の1くらいだそうです。 それでも、約1時間で、世界中で1年間に使うエネルギーをまかなえるほど恩恵を受けているそうです。
太陽からのエネルギーを光で考えると、太陽の光と同じ明るさにするためには、1平方mあたり100Wの電球を約67個つけなければならないそうです。
また、熱量で考えると、地球は、1平方cmあたり1分間に約2カロリーの熱を受けている勘定になるそうです。 地球全体では、1秒あたり、石炭200万トンを燃やすのと同じ量の熱量を受けています。これは、1分間で琵琶湖の水が沸騰してしまう?!という巨大な熱量だそうです。
太陽エネルギー量の大きさがご理解いただけたでしょうか?
ところで、太陽の熱はどうやって伝わるかご存知ですか?
輻射(放射)によって伝わります。
<他にも熱の伝わる方法があります。「対流」と「伝導」です。>
皆さんのお住まいは、猛暑には、太陽からの熱を上手に避け、極寒には、家の熱が逃げないような構造になっているでしょうか?(遮熱・断熱・保温)
最新技術を駆使した住宅も、研究の余地があるというのが私の認識です。
太陽と仲良くする取り組み努力が必要ですね。
東日本大震災の発生から、3年余りが経過しました。 この間、世の中の大きな変化として、「再生エネルギー」を見直すという動きも、その変化のひとつだと思います。
我々、建築の世界でも、再生エネルギーの代表選手である太陽光発電量を10kw以上搭載した住宅が、全量売電を可能にして「ローン0円を目指す住宅」として話題となっております。
事実、現在(特に平成24~26年度)は、政府保証付のメリット★なので、是非多くの人が享受すべきと私は思います。 次回はその辺をわかり易く、お話したいと思います。
★「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(固定価格買取制度)」
「第7条第1項」 経済産業大臣は、集中的に再生可能エネルギー電気の利用の拡大を図るため、この法律の施行の日から起算して3年間を限り、調達価格を定めるに当たり、特定供給者が受けるべき利潤に特に配慮するものとする。