「住まい創り」
「お施主様との関係を大切に」
もともと住まいの「す」には「巣」という意味が込められ、昔の人はそこに生命の源を見出し、特別な意味を感じていました。
住まいをつくる時には地鎮祭や上棟式など神聖な儀式が執り行われるのは、その名残だそうです。
建築されるお客様のことを、家族共通の心を構築され、ご近所や、時に我々建築業者にまでご配慮を施される方という意味で、「お施主様」と呼び、敬意を払います。
住まいをつくるということは、家族の共通の心を築き上げることにもつながります。そして、戸建住戸の場合、ご近所への配慮も必要ですね。
そんな「お施主様」との関係を、DAISHUは何よりも大切に考えています。
「間取りを考える前に」
家族とは、つきつめれば「食をともにする関係」です。食事をしながら、ものの考え方やしつけを身につけ、親子関係が深まっていきます。かつての日本では、大家族が当たり前で、みんなが役割を持つことで家族関係が成立していました。
しかし、最近は核家族という言葉に象徴されるとおり、新しい家族のあり方を工夫する必要がありますね。
住まいづくりは、まさに生き方の表現と言えます。間取りの計画を進める前に、先ずは、家族一人一人(特にご夫妻)の人生観を話し合われることをお勧めします。 また、意見が別れた場合、夫婦の意見を結論とすべきが私のご提案です。・・・理由? 夫婦は、両親よりも、子供よりも一緒に生活する時間が長いからです。
元はアカの他人だったんですよ?!(我が家も結婚して30年が経過し、親との同居期間より長くなりました)
<追記>
今月のコラムは次の書籍を参考に発想を広げさせて頂きました。
『最高の住まいをつくる「間取り」の教科書』
著者: 佐川旭, 発行所: 株式会社 PHP研究所