日々の学び 4.道路と建物の関係
こんにちは!インターン生の鈴木です。
今回は私が現在大学院で専門にしている都市とDAIHUの住宅設計が意外なところで結びついていたため、そのお話をしたいと思います。
以前の自己紹介ブログの際にも少しだけ触れたのですが、大学院では戦後から今日までの東京の市街地整備の過程に関する研究を行っています。主な内容は人口増加で起きたスプロール現象によって作られた密集市街地はどのような過程でできたのか。今後、より良い市街地にするためにはどうするべきなのか。そんなことを研究しています。いまは市街地の構成要素である道路網に着目して新たな視点にならないか試行錯誤中なのですが、道路に着目しようと思ったきっかけはDAISHUで行ったある業務でした。
基本は事務所でパソコンに向かい図面の作成をすることが多いのですが、時々役所に行き、建物を建てる際に必要な法的な申請や手続きのお手伝いをさせていただくことがあります。ここで市街地に建築を建てる際に必要な、道路と建物の関係の最低限のルールをご紹介します。建築は敷地に対して建築基準法で定義される道路に2m以上で接する必要があるという接道義務というものがあります(法律の話が出てきてややこしいですが、道路にも様々な種類が法律で決められています)。これは市街地がより良いものであるために、建物同士が密集することなく、救急車などの緊急車両が通れるようにするための全体のルールのようなものです。しかし、一見して道路でも、法律上は単なる道(通路)であることもあり、そのような道に接している土地に建築を建てることはできないのです。そんな時に役所に行き手続きを行い、法律的に適合するようにします。
先日、本来建てられない道に接している敷地に建物を建てる為、役所に手続きの同行をしました。当時は道路に対して何の知識もなかったのですが、私の研究の最終目標である“より良い市街地”を作るために必要な手続きに関わったことで、道路の種類に着目して自分の研究を進めるきっかけになりました。このブログを書く前にも、加藤さんから改めて道路に関する解説を受けたうえで書いている為、非常に勉強になっています。
住宅は都市を構成する最小単位である為、切り離せないのは承知の上でした。しかし、まさかこんなところで研究の切り口になるとは思わなかった為、日々の学びとさせていただきました。
【施工事例 船橋市 狭小・変形地に建つ工夫を凝らした3階建て住宅】
https://www.daishu.co.jp/work/works085/