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改めての自己紹介という事で…
常務ブログ

2024.07.08

ボクシングの試合に出場しました。
意外でしょうか?(笑)今から約30年前、高校生だった私は格闘技の道に進むべく練習に励んでいたのも束の間、自分より強い人間がゴロゴロいる現実に、簡単に諦めて逃げてしまいました。挫折でもなんでもなく、ただ逃げただけという情けない現実は自分の中では思いのほか重く、何十年も引きずっていました。まあ、その後建築の世界に入って今まで続けてこれたのはこの経験があったからなのかもしれませんが…

転機は突然やってきました。
数年前、娘のピアノの発表会を見に行った際に子供の中に80才を超えた女性が参加していました。

余談ですが私自身は男兄弟で、上の子は男、甥っ子も男二人とザ・オトコ家系なのでピアノの発表会など初めてで、どんな服を着ていけばいいんだろう?とネットで検索する有様でした(笑)

その女性はピアノを始めて1年で、発表会で弾く曲を弾きたくてピアノを始めたのだと司会者の方が仰っていました。私はピアノの事は全くわかりませんが、その女性が弾いたピアノに大きな感動を覚えました。上手い、下手で言えば小さい子供達のほうが上手だったのかもしれませんが、その女性のチャレンジ精神や間違えながらも丁寧に、そして楽しそうに弾いている姿や音が、私の心の琴線に触れました。「何かを始めるのに年齢は関係ない」と、この女性に教えてもらったこの日、もう1回チャレンジして今度は納得いくまでやり抜きたいと強く思うようになりました。

それからは子供の頃からやりたかったボクシングのジムに入会し、できるだけの練習をしてきました。練習がきつくて「もう行きたくない」と思った日もたくさんありましたが、絶対にリングに立って自分の納得できる試合をするという事を心に決めてなんとか続ける事ができました。


たくさんの声援をいただいた試合が終わってまず思った事は周りへの感謝、そして会場を後にする時に思った事は「やっと取り戻せた」でした。

今回は50才手前の男のやり残しの話で家づくりの参考になる事は何もありませんが、改めての自己紹介という事でご笑覧ください。

この記事を書いた人

加藤正和

常務取締役