構造見学会後記
2019.06.28
6/22(土)~6/23(日)お施主様のご厚意により構造見学会を開催させていただきました。
見学会の開催にご協力いただきましたH様、ご来場いただきました皆様、
誠にありがとうございました。
構造見学会は、家づくりの過程がご覧いただける事はもちろん、現場が体感ができる場で、
今回もたくさんの方々に体感していただきました。
私自身も現場がルーツであり、強い思い入れがあります。
私は、社長と工事部長が元大工の小さな工務店の現場監督が建築人生のスタートでした。
現場監督とはいいつつも、社員大工を含めると社員の半分以上が元大工又は現役の大工という
環境のもと、主な仕事は大工さんの手元や材料運びでした。
当時はまだプレカットと手刻みが半々ぐらいの割合で、手刻みをする際に下小屋(作業小屋)で
大工さんの手元をしながら間近で仕事を見ていて、手板一つで家を建てる大工さんに感動した事を覚えています。
現場の感覚を養えた事は自分の財産になりました。
木の組み方を知る事や材料の重さを感じる事は重要で、改築工事などの経験を積むと
雨仕舞の納まりなども勘所がわかってきます。
今考えると、ありがたい経験をさせていただいたと思います。
その後、ある事がきっかけで設計の世界へ入るのですが、そのお話しは機会があればという事で。
木に囲まれた見学会の会場で少し昔の事を思い出しました。