木造2F建ての耐震補強工事現場
2015.12.28
こんにちは、ビル事業部の栗原です。
今回は木造住宅の耐震補強工事の実例を紹介させていただきます。
この現場は戸建て築27年の木造在来2F建、延べ面積160㎡の建物を
外装と骨組だけを残し、内部は間取り変更を含めた2世帯住宅に
全面改装するという大規模改修工事です。
築27年の建物の為、現行の耐震基準にあわせる必要があり、
建物の基礎と通し柱(1~2Fまで1本物で立っている柱)を
後付けのホールダウン金物で補強いたしました。
耐震金物部品 一式
この金物はPL保険付で、木造住宅耐震補強事業者共同組合の推奨品です。
施工実績もすでに28,000件あり、実際に施工してみると、内部から補強するより
工事もやりやすく、完全に補強することが出来ました。
この金物を取り付ける事によって最大7.36トンの柱の引抜力に
耐えることができます(阪神大震災の引抜力4トン)。
今回この金物を外壁に面する全ての通し柱(計8本)に取付けました。
平面部と建物コーナー部分2か所の補強状況です
外壁と同系色のカバーで目立たないようにしています
建物コーナー部分の補強状況です
平面部と同様にカバーを取り付けました
2世帯住宅内部の改修工事も来年始めには完了する予定です。
内装もすごく素敵に仕上がっていますので、次回また紹介させていただきます。