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パイン材について
スタッフブログ

2017.04.14

こんにちは、企画設計部の伴です。

当社「JUDO」シリーズで使われているパイン材についての豆知識を紹介いたします
北米のマツ科(針葉樹)からとれる建材のこと。ヒノキ材やスギ材と同程度の硬さで、
年月がたつと白っぽい黄色から艶やかな飴色に変化するなどの特徴がある。

パイン材とは①
パイン材の良さを一口では表現できませんが、簡単に言えば温かみ、素朴さ、木目、節、柔らかさ、色変わり、 などがあるのではないでしょうか?視覚的に木目や節などの素朴さから安心を感じることが出来ます。
嗅覚ではリラックスできる効果があり、触覚は温かみのある自然の木の感触が心を癒します。
そして生きていることです。パインの木が山で育ち、製材され、建材となり、形は変わりますが生きているのです。
生きているとは、床材、建具となっても呼吸をしている事です。
生きている建材は人と同じく変化していきます。それが分かりやすい症状が色変わりや割れ、反りです。
木も柔らかいので、使用と共にキズも付くでしょう。これらが全てその建物のオーナーの歴史となります。
アンティークなものに魅力があるのは歴史があるからです。
その歴史が自分の歴史だったらなおさら愛着と魅力ある建物となるでしょう。
このことがパイン材の一番の良さではないでしょうか?

パイン材とは②
木には針葉樹と広葉樹とがあります。
針葉樹は細い葉を持つ樹木。まっすぐに伸びて背が高い。
主な用途は背の高さを生かして、柱などに使われることが多いです。木は柔らかいです。
広葉樹はまるみをおびた葉です。 落葉樹とも言われ、太くて背は低めです。
幹の太さを生かした一枚板や、家具などに用いられることが多いです。木は硬いです。
パイン材は針葉樹になります。ですので木は柔らかいです。
この柔らかさが温かみを感じる大きな要因だと思います。
硬いものと柔らかいものではもちろん柔らかい方が熱・音・湿気・光の吸収率は高いです。
同じくパイン材も熱・音・湿気・光を吸収し、快適な住空間を作ります。
また、素足で生活をする日本人には柔らかい床のほうが足首、ひざ、腰に負担がかかりません。
もちろん、柔らかいためにキズも付きますし、湿気を吸うことで割れ、反りの原因にもなります。
もう一つ注目すべき点は木の香りです。
針葉樹と広葉樹とでは針葉樹の方が木の香りが強いです。特に檜の木は香りが強いです。
この香りはフィトンチットといいます。たとえば森林浴。ストレスをやわらげて、身も心もリフレッシュさせる森林浴の爽快感。この森林浴効果をもたらすのが フィトンチッドです。フィトンチッドはからだをリフレッシュさせるだけでなく 、抗菌、防虫、消臭などのさまざまな働きがあります。
このフィトンチットの中にはα-ピネンという成分が含まれています。
この成分が人や動物の体を正常にする役目を果たしており、針葉樹に多く含まれています。

皆様もパインの中で暮してみませんか?