国府台モデルハウスOPENまであと7日
国府台モデルは種々のことを考え、設計しました!
最初にお住まいになられている方の「不満」に関するある調査結果」が今日のイントロです。
<株式会社LIXIL住宅研究所さん「賃貸住宅の不満に関する調査報告」より>
① 上階の足音や声が響く 27.5%
② 断熱効果が弱く、夏暑く、冬寒い24.8%
③ 風通しが 悪く、湿気がこもり、カビがはえやすい 23.6%
④ 壁が薄いため、隣室や外の音がうるさく、室内の音も 外にもれる 23.1%
要するに「騒音・寒暖・湿気」この3つですね。 頭の隅に記憶しておいて下さい。
実は11月3日に一般社団法人パッシブハウス・ジャパンの理事で建築家でもある「松尾和也さん」のお話を伺う機会を得ました。
その時、戸建住宅にお住いの方の不満についてお話がありました。 トップの不満は「夏暑く 冬寒い」だそうです。
賃貸住戸にもあった不満に似てますか?
ところが松尾氏の説明は、LIXILの想定された不満の質問が誤っていることを、私に分からせてくれました。
「夏暑く、冬寒い」の不満解消には「断熱」の前にもっと大切な対処すべきことがある!
「多くの大手ハウスメーカーから小さな工務店まで優先順位を間違えていますよ」 と松尾氏は力説されました。
この不満に対処すべき順番は次です。
①太陽光 ②断熱 ③気密
そしてこの3つのことは掛け算で効果または弊害の総和となるそうです。
太陽光✖断熱✖気密 と掛け算で結果が表れる。
いくら断熱や気密を上げても、太陽光への配慮がない住宅は、燃費の悪い車に乗っているの同じで、極めて不経済です。
さらに重要なことは、効果または弊害の大きさが「太陽光」が他の「断熱」や「気密」に比べ何倍も大きいそうです。
これが掛け算だということですから「太陽光」のことを考えない住宅はまったく賢くない住宅と言えます。
面白い比喩をされていました。
夏に太陽光をしっかり取り込む住宅は、夏のエアコンをガンガンにつけて、窓にストーブ(太陽)を設置しているのと同じですよ。 と。
まず考えるべきことは「夏の太陽光の影響を徹底的に排除し、冬は太陽光を最大の味方にしなさい」ということです。
「そうすることより『断熱』や『気密』にかけるコストの数倍も効果が表れます」と。
私の結論! 「太陽活用」=「設計力」
国府台モデルでも当社の設計力をご確認いただきたいと思います。