現場社内書類3
住宅事業部清水でございます。
現場の提出書類、3回目です。
1回目は着手前の敷地確認と建築仮設の確認書
2回目は基礎工事の品質管理の書類でした。
3回目は上棟を経過し、構造の木材・金物が付いた段階での金物検査です。
基礎の上面は木工事の精度を左右させます。
少し前までは根太掛けを打ち付け高さ関係を調整したものですが、
最近ではツーバイフォーの影響なのか、材料・手間の省力化なのか
土台上に床下地の合板を貼るケースがほとんどです。
基礎上面が悪いと1階から上の階全てに影響します。特に引き戸の精度に顕著に表れます。
瑕疵上、床の精度は1000分の5以内とされていますが、これではダメです。
基礎上面の高さ確認(基礎工事完了時の確認)・各階の柱建て入れを数値化します。
そして木部構造の確認、構造金物の確認。
図面通り施工されているかの検査です。
金物はイヤというほどの種類があり、イヤというほど付いております。
ですので見落としも多いのも事実ですが、それを大工そして
現場監督がチェックします。また第三者検査機関でも確認していきますので、トリプル検査となり、
見落としを防いでいくのです。くぎを打ち付ける間隔まで構造に関しては決まりがあるのですよ。
DAISHUでは金物検査提出書類にはもう一つ、安全面での気遣いができているかを写真で
提出しています。
電線の防護ができているか、開口部からの落下防止措置が取れているか、
はしごは固定されているか等、現場で作業している職方を守るのも現場監督の仕事です。
深く説明すればきりがないので今回はこれまでにします。
少しはお役にたてましたでしょうか。では次回…