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二世帯住宅メリットとデメリット
スタッフブログ

2024.11.20

こんにちは、駒井です。

11月は遠方に住んでいる長女が1歳になったばかりの孫娘を連れて帰省しています。長女の同じ年頃と、とてもそっくりで、その懐かしい思い出と、赤ちゃんならではの無垢で柔らかな笑顔や声に癒され幸せな毎日を過ごしています^^

さて、近年の日本においては少子高齢化による人口減少や核家族化が進み、ご高齢の方の単独世帯も大変多い時代です。もし、二世帯住宅で住まうことが出来たなら・・・親世代の老後や自身の老後に対しての不安解決の一つの方法になるかもしれません。しかしこれまでのライフスタイルの違う二世帯が一緒の土地に住まうことは様々な心配が絶えない事も事実です。

今回は二世帯住宅における特徴とそのメリット・デメリットに関するお話です。
二世帯住宅は、大きく「分離型」「中間型」「同居型」などに分類することができます。

『 分離型 』

それぞれの生活を大切にした二世帯住宅のプランの中で最もお互いのプライバシー性が高いタイプです。原則は親世帯・子世帯のスペースを室内で行き来しない二世帯住宅の間取りであり、すべての設備を共有しません。左右で分離したり、上下階で分離するなどレイアウトのバリエーションは豊富で、玄関・水回り・リビング・居室を二つずつ設けることで家がそのまま隣接するようになる為、お互いの暮らしを尊重しプライバシーを守りたい家族向けです。

メリット

プライバシー性が高い為、お互いに気をつかわずにライフスタイルを貫けるところにあります。相手の世帯の気配をなんとなく感じることが感じることができ、お互いに様子を伺いつつも、気兼ねなく暮らすことができます。

デメリット

プランとお互いのライフスタイルの違いがあってなかった場合、ストレスに感じてしまうケースもあります。例えば上下階で分離するプランで2階に居住する世帯の入浴時間が遅く、1階に居住する世帯が就寝時間であった場合、水回りの音が気になってしまうことがあるかもしれません。その場合、お互いのライフスタイルを事前によく話し合いプランを作成することが大切です。また建築面積は二軒分になる為、建築面積が大きくなり費用がかさんでしまう点にも注意が必要です。

~分離型例~

 

『 中間型 』

玄関やリビング、水回りなど家の一部の設備を共有するほどよい距離感のある住まいです。中間型はライフスタイルに合わせて間取りを組めることが魅力的で、例えば玄関・リビングは共有して水回りを分ければ、ライフスタイルの違いから各世帯がお風呂に入るたびに追い炊きする必要もなくなります。

メリット

「分離型」のデメリットで挙げた建築費用ですが、中間型であれば必要に応じて一部を共有して使うことになる為、建築費用を抑えつつもプライバシーも守ることができます。また、共有のリビングを設ける場合、二世帯間の交流は活発になり家事や育児の協力がしやすくなります。

デメリット

事前に家族同士どこまで空間やものを共有するか、コミュニケーションをとる場とプライベートな場はどこまで分けるか暮らし始める前に慎重に話しあう必要があります。

~中間型例~

 

『 同居型 』

居室以外の設備を共有する間取りで、一緒に住む安心感を大事にする住まいとなります。親世帯・子世帯でコミュニケーションを取りやすく、他の2タイプよりもお互いの家事や子育てを協力し合いながら暮らすことができます。

メリット

リビングや水回りなど共有するものが多い為、建築面積が小さくなり「中間型」よりさらに建築費用を抑えることができるほか、家電製品も共有することで建築後の費用も抑えることが可能です。

デメリット

ほとんど同居に近い為、光熱費や食費などの費用負担も明確にする必要があります。また食費に関してはお互いの好みや消費量にも違いがある場合、冷蔵庫だけ各世帯ごとに用意するなど工夫が必要になるケースもあります。

~同居型例~

 

二世帯住宅は、共働きの子育てをする子世帯では家事や育児の協力を親世帯にお願いしたり、逆に親世帯の買い物や病院の送迎を子世帯がしたり、お互いの負担を減らすこともできます。どのタイプでもプランを考える段階でお互いの世帯がよく話しあうことで多くのメリットを共有でき、あたたかで笑顔の絶えない二世帯住宅が完成します。

DAISHUでお手伝いできることがございましたら、是非お問い合わせお待ちしております。

◎二世帯住宅 PLANNING BOOK 資料請求はこちらより

 

この記事を書いた人

駒井綾子

インテリアコーディネーター