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夏休みにDIYで外構のフェンスを交換 ②竹材の下処理
工事ブログ

2024.10.21

工事部の保坂です。
前回に続き、8月のお盆休み中に行った私の家のフェンスのDIYについてお話しさせていただきたいと思います。

あれこれ考えた結果、外構のフェンスは竹を利用して交換することにしましたが、自分が想像していた以上にハードな資材調達となりました。

調達の翌日から竹をフェンスの桟や格子に使えるよう、小枝払いや簡易施工図で計画していたように適当なサイズまで切断するような段取り作業に入りました。

<下処理作業1日目>
昨日の作業疲れが残っているものの、自分が動かなければ何も進まないのでがんばります。

まずはトラックに積んだ6~7mの竹、約80本を荷下ろし。この荷下ろしだけでも朝から大汗をかいてのスタートです。

調達場所ではトラックに積み込み易くするために、色々な工具を試して小枝を払っていたのですが、竹に余計な傷を付けずにカットできるのは枝切り用剪定鋏でしたので、それを使って小枝の根元から切り落として余計な小枝の出っ張りを落としました。

そして今日、同じ作業をしていて気づいたのですが、昨日より竹が堅くなっていて、より力が必要になっているのです。半日経つだけでこんなに堅くなってくるの?と思いながら作業を続けました。

小枝は竹の節毎に右、左と対称にあるので、根元から3~4mあたりから生えている小枝から切り始め、6~7m先の先端まで主軸の竹を回しながら、先端に向けて切り進む要領でのやり方が板につきました。

この小枝払い、思っていたより大変で辛いです。

剪定鋏でパツンと切れても、切った部分を触ると枝の切り口が残り滑らかにならないのです。

面倒だからと小枝を少し残して使うか?とも思いましたが、妥協できず一つ一つの小枝を根元まで何回もチョキチョキ、チョキチョキ削り取るように落とします。

朝の9時頃までは元気があったのですが、真夏の猛暑で屋外作業。朝のうちは近くの大きな木の日影がありましたが、昼からは炎天下のなか水分をとっては座り込んで休憩をとり…を繰り返して1日目は終了。

1日目に下処理できた竹は30本くらいでした。

この日わかったことは、切られた竹は時間か経つと堅くなる!しかも堅くなるスピードが早い!!

剪定鋏も切れ味が鈍るので、研いで切れ味を良くしないといけません。切れない刃で進めても作業効率が落ちて手が痛くなるだけですからね。

<下処理作業2日目>
昨日痛感したとおり、猛暑下の作業は身体への負担が大きいので、4時半に起きて5時から作業をスタートしました。

まずは剪定鋏を研いで切れ味を良くします。予備を含めてもう一つの鋏も研いでおきます。早朝からひとりで地道にチョキチョキ。

そして昨日と同様に日中は疲れ切って作業効率がダウンしましたが、夕方までひたすら同じ作業を続けてようやく小枝払い完了。

1本の竹に10~20本の小枝があり、先述のチョキチョキ作業が最低10回はあります。この2日間、私は何回チョキチョキしたのでしょう。軽く8,000回?

右手親指の根元はパンパンでカチカチになり、こんな事を2日間もやっていていいのだろうか、とふと思いました…

<下処理作業3日目>
ようやく小枝払いが終わったので、主軸の竹を丸ノコで切断する作業に入ります。

小枝を払いながら、この日の作業をできるだけ効率よくしようと考えておりましたので、設定していた長さ1mで何も考えずに切っていけるようイメージしていたやり方で進めます。


切る竹の先端側を加工台の左側に当て付け、あとは青いテープの位置で丸ノコを引くだけです。

この作業は思い通りに進み3~4時間で完了できましたが、切った竹をそのまま放置するわけにもいかないので、適当な本数で束ねてから紐で結んでまとめるのですが、そのまとめ作業の方が大変でした。

資材調達から小枝払い・切断まで終わりました。おおよその使用数を見込んでの始まりでしたが、実際に使える竹を選別していくと調達してきた本数では足らず、日を改めてもう1回同じ作業を迎える展開になっていた事を、当時の私は気付いておりませんでした。

次回はフェンス交換作業のお話をさせていただきたいと思います。

この記事を書いた人

保坂雅憲

現場監督