構造勉強会
こんにちは、住宅事業部(設計)の黒沼です。
先日、弊社の取り組みとして構造勉強会を開催致しました。
ZOOMにて構造設計のスペシャリストを講師にお招きし構造の基礎知識や質疑回答、さらには応用知識等を学び知識の向上に繋がった非常に有意義な時間となりました。
意匠的な勉強会では設計担当のみで行うことが多いのですが、今回は構造勉強会ということで設計担当と工事担当の合同で行いました。
以前投稿した構造見学会のブログでも記載しておりますが構造部材の多くは仕上げ材により隠れてしまいます。隠れてしまうが為に設計段階で多くの検討事項があり、着工してからも現場では多くの検査が必要です。
DAISHUでは許容応力度計算による「耐震等級3」を標準仕様としており、そのような品質を確保するために弊社では社員ひとりひとりが構造知識を広く深く身に着けている高技術者集団としての自負があります。
設計側と工事側とで連携をしっかり取ることで、どのような思想で設計されているのかを読み解き現場へ反映させた設計や現場管理が出来ていることは分業制を多く取り入れらているハウスメーカーには無い工務店の強みでもあると思っております。
また私事ではありますが、私は学生時代に東日本大震災を経験した被災者です。
震災当時は数週間インフラ関係のすべてが遮断され、昼夜を問わず襲ってくる余震があり、本震では耐えた建物ではあるが余震で崩れるかもしれないという恐怖感のなか、自宅では過ごすことが出来ず、数日間は家族と高台に逃げ込み車で寝泊まりをするほどでした。未曾有の大災害で誰も予知することが出来ない自然災害ではありましたが、そんな不安をも払拭させられる頑丈で構造バランスの良い建物を提供することは家づくりを携わる者としての目標であり使命であると考えております。
そんな経験をした者だからこそ、お客様の安心・安全ならびに笑顔を届けるためにこれからも日々精進して参りたいと思います。