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住宅ローン金利動向
常務ブログ

2019.08.23

8月のフラット35の最低金利が1.17%※となり、機構団信が金利に含まれてからの
最低金利となりました。変動金利は概ね横ばいの様子です。
※借入期間21年以上35年以下、融資比率9割以下、新機構団信付き

1年前の平成30年8月の金利が1.34%、同年11月に1.45%になり一時上昇しましたが、
最終的には1年間で0.22%下落しています。

この金利差を借入額3,000万円、借入期間35年間で比較すると、約100万円の総返済額
の差になります。何かと消費増税がフォーカスされますが、仮に工事費が3,000万円だった場合の
増税分の差額は60万円となりますので、金利変動のインパクトがいかに大きいかがわかります。

しかし、融資金利は実行日(簡単に言えばお引渡し日)の月に確定される為に
家づくりを始めた時には金利はわかりません。

1年前の平成30年8月に家づくりをしようとローンシミュレーションをし、令和元年8月に家が
完成したとします。その場合、シミュレーションより総返済額が約100万円少なくなり、
尚且つ毎月返済額も2,000円程度安くなり得をした気分になるのですが、逆も十分あり得る話です。

金利の先行きを予想はできても、あくまでも予想で金利上昇リスクを完全に回避する事はできません。
しかし、過去を振り返ると10年以上前のフラット35の金利(旧団信)は3%、約6年前は2%を
超えていた時期もある為、現在の金利が安く変動幅も少ない事がわかります。
今は増税後の住宅取得支援策も有り、金利も低く比較的安定しているこの時期は家づくりのチャンスとも考えられます。

見学会や相談会では、建物のお話しはもちろんですが、このような住宅ローンや金利動向のお話しもさせていただいております。
是非、お気軽にご相談ください。

 

この記事を書いた人

加藤正和

常務取締役