「家づくり」と「カビ・ダニ」①
2016.11.02
<プロローグ>
チーズはお好きですか?
お好きなら、よくご存じと思います。
カビはチーズの良き伴侶であることを。
チーズにとっては「天使」のような存在ですが、
家において「カビ」は厄介者の代表選手です。
ダニはお好きですか?
当然「嫌いです」と多くの方が答えます。
でも、本当は人間以外の地球上の生きものにとっては、
多くが有益、わずかの種類のダニが憎まれ役だそうです。
上のイラストは「悪い家づくり」(冬)のイラストとご記憶下さい。
現在、カビは80,000種以上もあると文部科学省サイトにありました。
ユミケカビ、ケカビおよびクモノスカビ等は天使の存在。
チーズ、老酒、凝乳酵素など食品製造において有用です。
その一方で、病原性を持ち、角膜真菌症や白癬菌症(水虫)を引き起こすのもカビです。
さらに、カビ胞子が「シックハウス症候群」「喘息等アレルギー疾患」の原因といわれており、困っている人にとり疫病神です。
カビは食品だけでなく、布、皮革、紙、タイルの目地、畳、ビニールクロスの接着剤、壁等、家庭内のいたるところで知らない間に発育しています。
温暖多湿の気候風土の我が国では、非常にカビが生育しやすく、日本人と一緒に暮らしているといっても過言ではありません。
さて、有効な解決策はあるのでしょうか・・・<つづく>