日射遮蔽について
2016.08.02
こんにちは、設計の加藤です。
夏も本番になり暑い日が続く毎日ですね。
先日お引渡しをさせていただきましたY様邸では
日差し対策などに様々な工夫が施してありますのでご紹介させていただきます。
お昼時の状況です。バルコニーのある方位が南となります。
屋根の軒の出や庇が有効に日差しを遮っています。
夕方の状況です。
太陽高度が低いので西側の庇はあまり機能していませんが、
すだれを設ける事により日差しを遮っています。
庇はYKKのコンバイザー、すだれフック付です。
西側居室内の状況です。
直接日差しが入ってこない為に、西側の居室特有の
夕方の暑さはあまり感じられませんでした。
サッシはYKK樹脂サッシのAPW330、遮熱Low-e型です。
西側の開口部面積を若干小さく設定した為、北側の屋根にトップライト
を設け柔らかい光を取り入れています。
温熱計算や光熱費計算をすると、太陽高度が低く日射が入りやすい東西面に
開口部を設けると、夏季は特に不利になります。
しかし、建物を作る上で東西に良いロケーションがあった場合には、
それを活かしたいと思いますよね。
その場合には外付けブラインドやすだれをつけたり、開口部の大きさに配慮した
設計をする事により、周辺環境と調和した建物を作る事ができると思います。
新築をお考えの方ではなくても、ホームセンターなどには様々な日除けが販売されていて、
ご自身で取り付けられる商品も多く揃っています。
比較的安価で日射対策ができますので、足を運ばれてはいかがでしょうか。