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お客様との絆づくり
社長ブログ

2016.06.14

先週、奥田俊史さんのお話を伺う機会を得ました。

奥田氏は現在、ハーレーダビッドソン ジャパンの最高顧問です。
1991年~2009年社長として素晴らしい業績を残されました。

まったく業界は異なるのですが、私共の目指している「人間密着企業」に通じるお話が数多くあり、大変勉強になりました。

当社の事業基盤「新築住宅市場」は、正に大型バイク市場と同じ「縮む市場」。 奥田氏は「バイク市場に比べると住宅は縮み方が緩やかですね」そうおっしゃっていました。
大型バイク市場、2008年はピーク時の6分の1を下回る約52万台にまで落ち込こんだそうです。その縮む市場で一人勝ちのハーレー「ファンを作る販売店」で19年連続増収を支えたのが奥田氏です。見事というほかありません。

同社はCRM(Customer Relationship Management)分野で成功をおさめている企業と言われています。平たく言えば「お客様との絆づくり」に成功されている企業です。 

しかし、奥田氏が社長に就任した時点のハーレージャパンは苦境の真っただ中にあったそうです。 ご存じの通り日本は「HONDA」「YAMAHA」「Kawasaki」「Suzuki」という世界の4大ブランの本家本元。 ハーレーの2輪車の価格(メーカー希望小売価格ベース)は90万円~500万円。大半のモデルの価格は国産車の2倍程度高い。一方で、走行性能は国産車が優る。

ここからの奥田氏が次々と実行していった施策の数々。ひらたく言えば「ハーレーとともに作り出す世界」にお客様が共感し支持が拡大していった歴史です。そしてその中で「人と人の絆」がどんどん強くなっていった。そのように感じました。

お話を伺い、真の「顧客視点」に立ち返る必要を痛感致しました。 
当社はまだまだ努力が足りません。頑張るのみです。

2輪車市場とハーレーの新車販売推移

現在、従業員さん61名とホームページにあります。 それほど大きな会社ではありません。 やはり知恵と工夫ですね。

「顧客との絆づくり」 奥田俊史著

日経ビジネスの記事
縮む市場で一人勝ちのハーレー「ファンを作る販売店」が19年連続増収を支えた 2009年6月27日(土)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090625/198559/?rt=nocnt