金利の話
通勤途上、「マンガでわかる住宅ローン」というキャッチコピーに惹かれフリーペーパーを手に取りました。
まず、5年間のマンション価格上昇にビックリ!
マンションの平均価格
2011年 4,716万円
2016年 5,518万円 <117%上昇>
前年(2010, 2015年)の首都圏で分譲されたマンションの平均物件価格
(不動産経済研究所調べ)
さて、当社のメイン事業である注文建築の総建築費の価格変動と比べてみましょう。
注文住宅総建築費(全国平均)の変化。
2010年 4,355万円
2014年 4,554万円 <105%上昇>
フリーペーパーは「マンションはまだ買える、返済総額は低下!」 ということで購入を勧めています。
根拠は次の通りです。
平均価格 金利 頭金 借入額 総支払額
2011年 4,716 2.63% 500 4,216 6,954
2016年 5,518 1.08% 500 5,018 6,528
+金額単位は万円。 金利は2016年5月時点のフラット35最低金利。
+総支払額などは返済期間35年、ボーナス時加算無しで試算
これだけ値段が上がっていても、総支払額が低くなります。金利低下の威力は絶大ですね! というか、一たび上げに転じた場合、総支払額は一気に上昇します。
私が初めてローンを組んだのが33歳。1986年(昭和61年)のことでした。
この年の基準金利(公定歩合)は5.5%。
最近の低金利期間を含めて、過去30年間の変動金利は平均3.5%を超えているそうです。
住宅ローンは35年間の長きにわたり返済をしてゆきます。 賢明な皆様方はどのようにお考えになるでしょう。
人生の先輩として「現在の低金利が返済期間は続かない」と考え、上昇リスクを考慮し人生設計することをお勧め致します。 ほとんどの方にとり、人生でもっとも高額な支出を伴う家づくり計画。 成功に導くためライフシュミレーションを必ず行って下さい。 当社も全力でお手伝い致します。
ご参考までに過去投稿「まずはライフシュミレーション」