人類はいつから寒さに耐えられるようになったのか?
昨日も自宅の風呂に入るため、寒い脱衣室で服を脱ぎ、「ヒートショック」に怯えながら湯船に入りました。(笑)
ふと、タイトルのことを思い浮かべました。
「人類はいつから寒さに耐えられるようになったのか?」
「人類は最初アフリカから発生した※」とする説がDNAの研究から有力ですね。
であれば、寒さへの耐性は、もともとは数段劣っていたはず?
早速、ネットで調べました。 期待する答えがありました!
<2014.01.31 11:08 from Paris FRANCE)
初期の現生人類(ホモサピエンス)は、現代人のゲノム(全遺伝情報)中にも1~3%残存しているネアンデルタール人由来の遺伝子によって、厚みのある皮膚を獲得し、欧州の寒冷な気候への適応に役立てることができた可能性が高いとする研究が、29日に発表された。またこの遺伝子により、糖尿病や狼瘡(ろうそう)の高い遺伝的リスクが受け継がれた可能性もあるという。(中略)
ネイチャー誌に掲載された論文によると、特にこれらの遺伝子は、皮膚、毛髪、爪に弾力や硬さをもたらす繊維性タンパク質「ケラチン」の生成に影響するもので、現生人類がアフリカより北の寒冷な気候に対応するための「断熱材」の厚みを増す働きをしたのかもしれない。詳細情報
良い住宅にとって「断熱材」選びは極めて重要ですが、なんと人間にも「断熱材」の厚みを増す変化があったとは。
さらにネアンデルタール人から糖尿病になる遺伝子まで受け継いだとは・・・なんとも興味深い話です。
※ミトコンドリア・イブ(Mitochondrial Eve)とは、人類の進化に関する学説において、現生人類の最も近い共通女系祖先(the matrilineal most recent common ancestor)に対し名付けられた愛称。約16±4万年前にアフリカに生存していたと推定され、アフリカ単一起源説を支持する有力な証拠の一つである。